下街道  中山道を上街道といい、槇ヶ根追分(恵那市)より下る道を下街道と呼んだ。
 下街道は竹折・釜戸から高山(瑞浪市)・池田(多治見市)を経て名古屋へ行く道である。
 この道は途中に内津峠の山道があるが、土岐川沿いの平坦地を進み、付近には人家も多い。そのうえ名古屋までの距離は上街道より四里半(約18km)近かった。そのため下街道は一般旅行者に加えて商人や伊勢神宮の参拝者も多く大変にぎわった。
 しかし幕府は中山道の宿場保護のため下街道の商人荷の通行を禁止し、尾張藩も厳しく取締ったが徹底することができず、幾度も訴訟裁定を繰り返した。
 全行程マップ
2009年2月11日(水)

 ウォーキングマップ

    約7.9km
大井宿〜槙ヶ根追分〜竹折〜武並駅

週の真ん中の休日。遠出はやめ、前から気になっていた槙ヶ根追分から名古屋へ向かう下街道を歩いてみる。
西行塚を越え槙ヶ根追分までは中山道を進む。槙ヶ根追分からは国道へ下る道。笹で覆われ倒木があり、あまり人が歩いていないと思われる。すぐに車のわだちのある広い道に出て1kmほどで国道へ。薬局のすぐ下。国道を横断するのに一苦労(車が途切れない)。
国道を横断し県道421号線の起点。県道を下り、踏切を越え武並駅へ。釜戸まで行こうとも思ったが病み上がりでもあり武並駅でゴール。
新設された南口より駅に入る。(トイカの端末があるだけで改札もなし)

 槙ヶ根追分
2009年2月28日(土)

 ウォーキングマップ

    約14.3km
武並駅〜釜戸〜土岐〜瑞浪駅

下街道の2日目。昼食後武並駅をスタート。サイトで見つけたコースに従って歩く。釜戸を過ぎ名滝橋を渡り、川沿いに進むのが旧道。
瑞浪バイパスの下でJR踏切を渡り旧国道を横断し鶴城地区へ。中央道の脇を西へ。清水弘法堂、土岐一日市場あとをこえ瑞浪駅へ。
鶴城からの道は昔の雰囲気を残しており、また車では通らない脇の道でもありとても面白かった。(が駅までの長いこと)
今日も風が強く、花粉のため涙と鼻水のウォーキング。瑞浪駅では最後に走って電車に間に合う。

 清水弘法堂
2009年6月20日(土)

 ウォーキングマップ

    約14.8km
瑞浪駅〜高山〜多治見駅

日中は暑いので朝早く下街道を歩く。明世温泉口をすぎ日吉川を渡るのが旧道だが現在道はないため和合橋で土岐川を渡り下肥田へ入る。
現在は土岐川に沿って道が走るが、旧道は川沿いや高山城下の山側などを通る。東海道と違い旧跡などはほとんどない。ただ明治天皇の行在所などがあちこちにあり、明治天皇が旧道を通って全国を巡られたことが想像される。
御幸橋で妻木川をこえると旧道のわき道へ。途中東海環状自動車道のため道は寸断されS字に迂回、その先土岐自動車学校わきに出る。
中山神明神社参道を下り19号線へ出る。車の合間を見て向かい側の旧道へ。ここも19号線で旧道は消失、行き戻りしながら東町交差点より多治見市内へ。
上町、中町、本町(織部ロード)から土岐川河畔をとおり多治見駅へ。宏子は美乃坂本〜恵那のさわやかウォーキングに参加。純一もスタンプのみゲット。

 高山(土岐市)の明治天皇御小休所跡
2009年7月11日(土)

 ウォーキングマップ

    約19.8km
多治見駅〜池田〜内津
       〜坂下〜春日井駅


前線が北上し暑さも和らぎ湿度も下がるという予報の元、朝早く歩くことに。予報の通りからっとしてさわやかな天気。
多治見駅からは土岐川まで出て多治見県病院駐車場脇よりJRガードをくぐり池田街を進む。今年の人間ドッグの後歩いたコースを逆に歩く。
19号線に出てからは去年の3月に歩いた(神領〜多治見)コースを逆に歩く。内々神社に参拝し庭を見て休憩。あとはバス通りをだらだら下る。
途中春日井球場では高校野球の開会式。坂下橋を渡ったところで旧道に入り19号線バイパスへ。尻冷し地蔵で小休止。
中部大学の裏を通り東部中前で再びバス通りと合流。すぐに斜め左の旧道に入り中央通北交差点で下街道を左折し春日井駅へ。予想外に早く到着。

 内々神社
2009年7月18日(土)

 ウォーキングマップ

    約15.4km
春日井駅〜勝川〜大曽根〜札の辻

朝起きて涼しそうなのでウォーキングに出かけたが、湿度が高く蒸し暑い。春日井から勝川までの下街道スタンプラリー開催中(毎月一回のイベント)。でもラリーに参加している人はほとんどなく、郷土館では大歓迎を受けて丁寧に説明を受けた。途中の見所など声援を受けて名古屋へ出発。
ほぼ中央線に沿って旧19号線を歩くが、庄内川の勝川橋を渡り矢田川までは昔の雰囲気を残す旧道を進む。矢田川を渡り大曽根の手前に山田天満宮。山田天満宮は上野天満宮、桜天神社とともに名古屋三大天満宮のひとつ。中には金神社もあり由緒ある神社で落ち着いた雰囲気。
大曽根駅前はガイドの地図と変化が大きく、駅前のオゾモールを進むが途中車道で迂回を余儀なくされる。
産業貿易館の南の交差点は、美濃街道とのわかれ道や木曽街道も通った昔の交通の要所。札の辻は今の伝馬町通本町、案内を探すが見当たらず。
今日で下街道踏破。伏見駅まで歩くが昼食場所が見当たらず、名古屋駅の蕎麦屋で昼食。

 山田天満宮

 金神社
2019年3月9日(土)

 おまけ
下街道双六

新聞に、下街道をコースにした双六が作られた、という記事を見つけました。
これは手に入れねばと、さっそくテラスゲート土岐の「まちゆい」に出かけました。
土岐たび案内所で一部200円で購入。伝馬町札の辻を振り出し、まきがね追分をあがりとする双六。下街道サミットが2年がかりで完成させたそうです。
お宝が増えました。

     
 
中街道 山の中を通っていた中山道を上街道、土岐川に沿った中央本線沿いの道を下街道といったのに対し、下街道の釜戸から柄石峠を通り中山道の御嵩まで行く道を中街道呼ばれた。
この道は、中世以来の旧中山道のコースだったが、江戸幕府により御嶽〜大井間を最短距離で結ぶ道が中山道として開かれた。
  全行程マップ
2010年7月10日

 ウォーキングマップ

    約23.0km
釜戸駅〜日吉〜松野〜次月
      〜御嶽宿〜御嶽駅


朝の涼しいうちに歩くことで6時半の電車で釜戸へ。中街道分岐点までは下街道を進む。馬場氏陣屋跡をこえ19号線を渡り、再び麦飯屋の所で19号線を渡ると白狐温泉。
県道383号線を日吉方面に登る。半原には繰り人形浄瑠璃館。日吉への入口の「宿」でおじさんに声をかけられる。柄石峠からの道やどこから来たのか等を何回も繰り返し聞かれ閉口。
酒波神社、日吉コミュニティセンターはさわやかウォーキングで何回も来たところ。瑞浪・釜戸との位置関係がはっきりした。本郷から日吉口は旧道を進み明世カントリークラブ入口へ。
ゴルフ場を過ぎると道は急にせまくなり、車や人が全く通らなくなる。柄石峠への道は熊が出そう、と思っていたら狸らしきものが道を横切りびっくり。
柄石峠からまっすぐ次月へ降りる道がわからず結局松野湖の方まで迂回。降口のペンションパサージュまで戻って確認の結果道は通行止めとなっていた。
次月からは国道21号線沿いに国道や旧道を歩く。次月の先にも「宿」の集落、大銀杏のもとで休憩。山道まではすがすがしい天気だったが、次月に降りてからは日差しが強くばて気味。
中山道と合流し御嵩宿迄はいつもの道。暑さに耐えながら御嵩駅にゴール。熱中症まではいかないが、かなり体力を消耗。

 中街道と下街道の分岐点(釜戸)
 柄石峠

 中街道と中山道の分岐点(御嵩)